2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

この一年

今年は息子sandの誕生にはじまり、娘lotusが幼稚園に通いはじめ、研究では新しい組織での仕事がスタートし、競争的研究資金も獲得でき、果てはこれまでにない大怪我を負うなど、波乱に満ちた一年であった。何しろこの体がこうして今もここにあること、愛する…

念仏によってなぜ救われるか

以前の記事へのコメントでいただいた問題。僕もよくこれを考えたが、理屈をこねるほど実践は失せていった。理屈は信仰を外から眺めるものであり、中に入って実践するのとは大きく異なる。以下は昔こねた理屈の一例。 本当は苦はない。死もない。この肉と心ば…

仕事納め

今日も研究室に顔を出した。事故で傷めたところがちょっと痛むので無理は禁物。仕事場でもお念仏できる場面はあるようだ。念仏できないのは雰囲気に飲まれるせい、言い換えれば仕事場で念仏する習慣がなかったせいであろう。新しい習慣を作るのは難しいので…

リハビリ

リハビリ、というほどでもないが、徐々に仕事復帰がはじまった。一ヶ月かけてもとの仕事量にもどすようにとの指導。約二ヶ月の休養で体力が落ち、いつも通っていた道が歩けず、筋肉痛と戦うことに。それに、家にいると家事なり育児なりで忙しいけれど、心は…

滅罪は心の浄化?

善導大師の明五種増上縁義には、お念仏の現世利益として「護念」のほかに、「滅罪」「見仏」が示されている。「滅罪」にも、心の浄化作用についてのヒントがないだろうか? 三部経の中で滅罪が説かれるのは、主に観無量寿経である。心を静めて浄土の光景や菩…